資格別 試験の実施頻度 早見表

最終更新日:2026-11-05

主要資格の試験頻度を一覧化。年1回か随時かで学習計画は大きく変わります。

注意:年1回が中心の資格は受け直しが翌年になるため、申込期間の管理を怠ると学習計画全体がずれることになります。

この記事で分かること
  • 年1回が中心の資格
  • 年複数回の資格
  • 随時・CBTの資格

試験が年1回しかない資格と、随時受けられる資格では、申込と学習の進め方がまったく違います。下表は当サイトの資格マスター(24資格)から実施頻度を抜き出したものです。実施回は年度により変わるため、申込前に各実施団体の公式案内で必ず確認してください。

年1回が中心の資格

宅地建物取引士、社会保険労務士、行政書士、介護福祉士、介護支援専門員、調理師、登録販売者(都道府県により年1回程度)が該当します。受け直しが翌年になるため、申込期間の管理と、試験日から逆算した学習計画が重要です。

年複数回の資格

保育士(年2回)、FP技能検定(年3回程度)、秘書検定、色彩検定、食生活アドバイザー、医療事務系の検定などは複数回実施されます。直近の回を目標にするか、学習時間を確保して次の回にするかを選べます。

随時・CBTの資格

ITパスポート、MOS、日商簿記のネット試験は、試験会場の空きに応じて受験できます。忙しい時期を避けて自分のペースで日程を組めるのが利点です。

データの掘り下げ:この記事で扱う資格の数値の読み方

この記事の判断は、当サイトの資格マスター(全24資格)に収録した実施団体の公式情報ベースの値に基づいています。中心となる資格は宅地建物取引士(宅建士)、社会保険労務士、行政書士、保育士、FP技能検定3級(ファイナンシャル・プランニング技能検定)、MOS(Microsoft Office Specialist)、ITパスポート試験、日商簿記検定3級です。以下では、項目ごとに「何を表す値か」「資格選びでどう使うか」を、収録値そのものを使って解説します。受験料のように年度で改定が多く当サイトで金額を掲載していない項目については、数値を補わず扱いません。

宅地建物取引士(宅建士)(分野:お金・法律、実施団体:不動産適正取引推進機構)は、実施頻度が「年1回(原則10月、一部対象者は12月)」、受験資格が「なし」、試験形式が「マークシート(四肢択一)」です。勉強時間の一般的目安は300〜600時間(一般的な目安。既習経験や学習方法で大きく変わります)で、週5時間の学習なら下限側で約60週・上限側で約120週、週10時間なら約30週〜約60週という計算になります。目安に幅があるのは既習経験や学習方法で必要時間が変わるためで、未経験の分野では上限側で週数を置くのが安全です。合格率については、実施機関の公表値として「例年15〜18%程度で推移(実施機関の公表値)」と収録しています。目指せる働き方の例として収録しているのは「不動産会社勤務」で、目的区分は「収入アップ、再就職」、独学時の負担感の目安区分は「中」です。この負担感は受験料と市販教材費の負担感の区分であり、講座料金の公表値ではありません。

社会保険労務士(分野:お金・法律、実施団体:全国社会保険労務士会連合会)は、実施頻度が「年1回(8月)」、受験資格が「あり(学歴、実務経験、他の国家試験合格等のいずれか)」、試験形式が「マークシート(選択式・択一式)」です。勉強時間の一般的目安は800〜1200時間(一般的な目安。既習経験や学習方法で大きく変わります)で、週5時間の学習なら下限側で約160週・上限側で約240週、週10時間なら約80週〜約120週という計算になります。目安に幅があるのは既習経験や学習方法で必要時間が変わるためで、未経験の分野では上限側で週数を置くのが安全です。合格率については、実施機関の公表値として「例年6〜7%程度で推移(公表値)」と収録しています。目指せる働き方の例として収録しているのは「社労士事務所勤務、企業の人事労務」で、目的区分は「収入アップ、スキルアップ」、独学時の負担感の目安区分は「高」です。この負担感は受験料と市販教材費の負担感の区分であり、講座料金の公表値ではありません。

行政書士(分野:お金・法律、実施団体:行政書士試験研究センター)は、実施頻度が「年1回(11月)」、受験資格が「なし」、試験形式が「マークシートと記述式」です。勉強時間の一般的目安は600〜1000時間(一般的な目安。既習経験や学習方法で大きく変わります)で、週5時間の学習なら下限側で約120週・上限側で約200週、週10時間なら約60週〜約100週という計算になります。目安に幅があるのは既習経験や学習方法で必要時間が変わるためで、未経験の分野では上限側で週数を置くのが安全です。合格率については、実施機関の公表値として「例年10%前後で推移(公表値)」と収録しています。目指せる働き方の例として収録しているのは「独立開業、事務所勤務」で、目的区分は「収入アップ、在宅ワーク、スキルアップ」、独学時の負担感の目安区分は「中」です。この負担感は受験料と市販教材費の負担感の区分であり、講座料金の公表値ではありません。

保育士(分野:医療・福祉、実施団体:都道府県(試験事務は保育士試験事務センター))は、実施頻度が「年2回(筆記と実技)」、受験資格が「あり(大学・短大・専門学校卒業等の学歴要件、または実務経験等)」、試験形式が「筆記(マークシート)と実技」です。勉強時間の一般的目安は300〜600時間(一般的な目安。既習経験や学習方法で大きく変わります)で、週5時間の学習なら下限側で約60週・上限側で約120週、週10時間なら約30週〜約60週という計算になります。目安に幅があるのは既習経験や学習方法で必要時間が変わるためで、未経験の分野では上限側で週数を置くのが安全です。合格率については、実施機関の公表値として「筆記・実技を通じた合格率は例年20%前後で推移(公表値)」と収録しています。目指せる働き方の例として収録しているのは「保育園勤務」で、目的区分は「再就職、収入アップ」、独学時の負担感の目安区分は「中」です。この負担感は受験料と市販教材費の負担感の区分であり、講座料金の公表値ではありません。

あわせて参照する資格は、FP技能検定3級(ファイナンシャル・プランニング技能検定)(年3回程度(実施団体により異なる)/目安80〜150時間/受験資格:なし(3級))、MOS(Microsoft Office Specialist)(随時(全国一斉試験と随時試験)/目安40〜100時間/受験資格:なし)、ITパスポート試験(随時(CBT、試験会場による)/目安100〜200時間/受験資格:なし)、日商簿記検定3級(統一試験は年3回、ネット試験は随時(試験会場による)/目安50〜100時間/受験資格:なし)です。実施頻度が「随時・年複数回」の資格は学習の進み具合に合わせて受験回を選べる一方、「年1回」が中心の資格は申込を逃すと翌年まで待つことになるため、同じ目安時間でも計画の立て方が変わります。受験資格が「あり」の資格は、学習を始める前に自分の学歴や実務経験が条件に当てはまるかの確認が先に必要です。

数値の使い方をまとめると、第一に勉強時間の目安は「週に確保できる時間で割って必要週数を出す」ための値であり、合格を保証する値ではありません。第二に実施頻度は「目標の試験回をいつに置けるか」を決める値で、宅地建物取引士(宅建士)の場合は「年1回(原則10月、一部対象者は12月)」であることが計画の前提になります。第三に受験資格と試験形式は、学習方法(独学か、実技の添削や演習が必要か)を選ぶ判断材料です。これらを組み合わせずに一つの数字だけで資格を選ぶと、申込できない・日程が合わない・演習が足りないといった行き違いが起きやすくなります。

ケース別の判断:状況ごとに何を優先するか

育児と両立しながら短期間で形にしたい場合。この記事で扱う資格の中では、勉強時間の目安の上限が最も小さいのはMOS(Microsoft Office Specialist)(40〜100時間)です。週5時間でも上限側で約20週の計算になるため、まずこの水準の資格で「週の固定枠を守れるか」を試す進め方が現実的です。逆に目安が大きい資格を短期間に詰め込む計画は、遅れた週を取り戻す余白がなくなりやすい点に注意してください。

受験資格の壁なく未経験から始めたい場合。宅地建物取引士(宅建士)、行政書士、FP技能検定3級(ファイナンシャル・プランニング技能検定)、MOS(Microsoft Office Specialist)、ITパスポート試験、日商簿記検定3級は受験資格が「なし」と収録されており、学歴や実務経験の証明を待たずに学習と申込の準備を始められます。ただし受験資格がないことは難易度が低いことと同義ではありません。目安時間の大きい資格が含まれる場合は、申込のしやすさではなく必要週数で判断してください。事務職などへの転職を目指す場合は、目指せる働き方の例(IT企業勤務、不動産会社勤務、事務所勤務、事務職、事務職のDX対応、在宅データ入力、在宅記帳代行、家計相談、独立開業、経理事務、金融・保険・不動産勤務)が希望する勤務形態と重なるかも合わせて確認します。

在宅ワークや日程の自由度につなげたい場合。実施頻度の面で日程を組みやすいのはMOS(Microsoft Office Specialist)(随時(全国一斉試験と随時試験))で、忙しい時期を避けて受験日を選べる余地があります。ただし資格取得がそのまま在宅案件の獲得を保証するものではなく、目的区分に「在宅ワーク」が含まれる資格でも、実際の募集形態は求人・案件ごとに確認が必要です。資格の目的区分と目指せる働き方の例を、募集条件の確認とセットで使うことが判断の前提になります。

費用を抑えたい場合と、時間をかけて専門性を取りたい場合。費用面では、独学時の負担感の目安区分が「低」の資格は市販教材中心の学習を組み立てやすく、この記事の対象ではITパスポート試験、日商簿記検定3級が当てはまります。一方、社会保険労務士のように目安800〜1200時間の資格は、週5時間で上限側約240週を要する長期戦であり、費用よりも「その期間を継続できる生活設計があるか」が判断の中心になります。どちらの場合も、受験料は改定が多いため金額で比べず、申込時点の公式案内で総額を確認してください。

よくある質問

Q. 宅地建物取引士(宅建士)に受験資格は必要ですか?
受験資格は「なし」と収録されています。学歴や実務経験を問わず申し込める区分ですが、申込期間や受験地などの手続き条件は実施団体の案内に従う必要があります。
Q. 宅地建物取引士(宅建士)は年に何回受験できますか?
実施頻度は「年1回(原則10月、一部対象者は12月)」です(実施団体:不動産適正取引推進機構)。機会が限られる区分のため、申込期間を逃すと次の機会まで期間が空きます。申込開始日と締切日をカレンダーで管理してください。
Q. 宅地建物取引士(宅建士)の勉強時間はどのくらい見ればよいですか?
一般的目安は300〜600時間です。週5時間なら約60〜約120週、週10時間なら約30〜約60週の計算になります。目安は既習経験で変わるため、未経験分野では上限側で計画してください。
Q. 社会保険労務士の試験形式はどのようなものですか?
試験形式は「マークシート(選択式・択一式)」です。実施頻度は「年1回(8月)」、受験資格は「あり(学歴、実務経験、他の国家試験合格等のいずれか)」と収録されています。形式に合った学習(知識の暗記だけでなく、実技やCBT操作の練習が必要かどうか)が判断のポイントになります。
Q. 宅地建物取引士(宅建士)はどのような働き方につながりますか?
当サイトでは目指せる働き方の例として「不動産会社勤務」を収録し、目的区分は「収入アップ、再就職」としています。これは働き方の例示であり、取得が採用や収入を保証するものではありません。実際の募集条件は求人ごとに確認してください。
Q. この記事で扱う資格の合格率は公表されていますか?
宅地建物取引士(宅建士)については実施機関の公表値として「例年15〜18%程度で推移(実施機関の公表値)」と収録しています。合格率は年度・回で変動し、受験者全体の結果であって個人の合格可能性を示すものではありません。
Q. 実施頻度が違うと学習計画の何が変わりますか?
年1回の資格は試験日から逆算した計画と申込期間の管理が中心になり、随時・年複数回の資格は確保できる学習時間に合わせて受験回を選べます。この記事の早見表では、宅建士のような年1回型と、MOSやITパスポートのような随時型を分けて確認できます。

実行前チェックリスト

この記事の内容を実行(申込・学習開始・講座申込)に移す前に、上から順に確認してください。一つでも未確認の項目があれば、その項目の確認を終えてから次に進むのが安全です。

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出典・参考